アイヌの家『チセ』を建てる

アイヌ語で家をチセといいます。
チセは身近にある材料と道具を使って、誰でも建てることができました。チセとは、本来、そういう建物でした。
しかしかつては余りあるほどあった材木や茅も、いまでは簡単に手に入れることができなくなり、逆にかつてアイヌが簡単に手に入れることの出来なかった釘やノコギリなどが、いまでは簡単に手に入ります。
明治以降、生活文化の大きな変化によって、チセは徐々に姿を消し、現在、生活の場としてのチセは一軒もありません。

<アイヌ生活文化再現マニュアルより抜粋>

 

NPO法人ハチドリでは伝統的な技法で暮らしのための『チセ』を建てるワークショップを開催します。

チセコテノミ(地鎮祭)から、樹木を伐採し、葦を刈り、実際に建てて、チセノミ(新築祝い)を行う、まで一連の行程を体験出来ます。
☆単発受講可/連続受講割引あり
☆チセコテノミ(地鎮祭)は連続受講者のみ参加可、詳細は別途お知らせします

技術はもちろんですが、チセを建てる場所や材料の調達も難しくなっている昨今、実際に建てる技術を学べるのはとても貴重な機会です!

たくさんのご参加お待ちしております!

 

【日程】2017年11月〜2018年8月(予定)
天候や作業の進み具合で変更あり

☆現時点で決定している日程
第一回 11月4日〜5日 場所:平取町二風谷
・チセとはどういった建築物なのか実際に見学しながら学ぶ
・樹木の伐採(プロによる指導あり)
・樹木の皮剝

第二回 12月2日〜3日 場所:石狩〜浜益
・茅の採取

第三回 4月下旬〜5月上旬の土日 場所:新十津川町
・樹木の運搬及び整地

第四回〜第七回 5月〜8月(予定)の土日 場所:新十津川町
・建築〜チセノミ

【受講料】
☆単発受講 ハチドリ会員2,500円 一般3,000円
☆連続受講(第一回〜第四回まで受講連続受講の方対象。五〜七回については参加自由、受講料無料)
ハチドリ会員8,000円 一般10,000円
※受講料には宿泊費、食費、温泉入場費などは含まれません。受講料以外に必要な代金については毎回変わりますので、その都度お知らせします。

【総監督/総指揮】当NPO理事である石井ポンペ氏とアイヌ文化に造詣の深い中川淳氏にお願いしております。

お申し込みは、各回ごとに別記事にて募集しますので、そちらからお申し込みください。